六義園(りくぎえん)は、徳川5代将軍・徳川綱吉の側用人・柳沢吉保(やなぎさはよしやす)が、自らの下屋敷として造営した大名庭園です。
1695年(元禄8年)に加賀藩の旧下屋敷跡地を綱吉から拝領した柳沢は、約2万7千坪の平坦な土地に土を盛って丘を築き、
千川上水を引いて池を掘り、7年の歳月をかけて、起伏のある景観をもつ回遊式築山泉水庭園を作りました。
1702年(元禄15年)に庭園と下屋敷が一通り完成すると、以後将軍綱吉が58回もこの庭園を訪ね天下一品のものと評価されていた記録が残されています。
明治の初年には三菱財閥の創業者・岩崎弥太郎が六義園を購入、維新後荒れたままになっていた庭園に整備が施され、
このとき周囲が今日見る赤煉瓦の塀で囲まれました。
1938年(昭和13年)には東京市に寄贈され、以後有料で一般公開されるようになりました。東京大空襲の被害を受けることもなく、造園時の面影を残したまま生き延びた六義園は、1953年(昭和28年)に特別名勝に指定されています。
開園時間:午前9時~午後5時(入園は午後4時30分まで)
休園日:年末・年始(12月29日~翌年1月1日まで)
入園料:一般 300円 65歳以上 150円
詳細は東京都のオフィシャルサイトまで