湯島聖堂(ゆしませいどう)は、東京都文京区湯島一丁目にあり、JR中央線または東京メトロ丸ノ内線の御茶ノ水駅より徒歩2分です。
孔子廟(儒教の祖である中国の孔子(BC552-479)を祀る廟所)で、国指定史跡となっています。日本に現存する孔子廟の数少ない中で、最も有名な史跡です。
儒教の廟なので建物は中国風な雰囲気の佇まいです。湯島聖堂は、江戸幕府の儒官だった林羅山の邸宅に寛永9年(1632年)に私塾と共に設けられた孔子廟が、
元禄3年(1690年)に当地に移されたことに始まります。私塾は寛政9年(1797年)には幕府直轄の昌平坂学問所として再編され、
明治4年に実質的に廃止となりましたが、聖堂はそのまま残されました。
1922年には敷地が国の史跡に指定されましたが、翌1923年(大正12年)の関東大震災で入徳門と水屋以外の建物が焼失し、
現在の大成殿は、1935年(昭和10年)に鉄筋コンクリート造で寛政年間の旧制をもとに再建されたものです。
「日本の学校教育発祥の地」として、湯島天満宮とともに、年間(特に受験シーズン)を通して合格祈願のために、参拝に来る受験生が多く訪れます。
開園時間:9:30-17:00(冬季-16:00);
料金:無料; 休園日:8/13-17・12/29-31
史跡湯島聖堂、公益財団法人斯文会のホームページ